働く苦労も承知しておこう!

IT業界で働くエンジニアにはさまざまなやりがいや魅力がありますが、その一方で理想と現実のギャップに苦悩する人もしばしばいます。これからエンジニアを目指すのであれば、そうしたギャップも承知しておくことが大切です。

企業に勤めるエンジニアの中には、作業量が多いにも拘わらず納期が短いため、苦労を強いられている人がいます。クライアントからは開発段階で仕様変更などの依頼がありますが、納期に変更がないこともあるのです。仕様を変更すると作業はやり直しになるため、残業や休日出勤の増加は必至。クライアントにはエンジニア業務の複雑さを中々理解して貰えないことから、追加依頼などを次々と頼まれてしまうこともあります。仕様変更や追加依頼などが無い様に努めていても、クライアントとの力関係によって、叶わないこともあるのです。

IT企業の中にはスキルを活かせず一律した仕事のみを任される所もあります。そういった企業では希望する仕事を選ぶことも出来ません。成果を上げても給与が適さない企業もあります。IT企業は実力主義であることが多いですが、それでも勤続年数や年功序列で賃金が決まるところも存在しているからです。またエンジニアのどの職種かにも拠りますが、IT業界は対人関係が複雑な面もあります。クライアントをはじめ、様々な人とコミュニケーションを取っていかなければならない職種もあるからです。そのため、エンジニアはパソコンに向き合うだけで、人とのコミュニケーションはないと思っている人はギャップを感じてしまうでしょう。